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XRS25H メカニカルシャッター <X線用>

XRSシリーズは、UNIBLITZメカニカルシャッターのX線対応シリーズです。Pブレード(PtIr:90% Platinum, 10% Iridium)によって、30 keVまでのX線の遮蔽が可能です。(X線透過率は30 keVで0.01 %以下)
また、2.3 nm以下の軟X線でも利用することができます。

2023年より、XRS25は「XRS25H」にアップグレードされ、シャッター速度と信頼性が大幅に向上し、シャッター制御が1台接続用コントローラでできるようになりました。

主な特長

  • X線用
  • Pブレード(PtIr:90% Platinum, 10% Iridium)で30 KeVまで対応
  • 軟X線(2.3 nm以下)にも対応

アプリケーション例

  • X線スイッチング
  • X線イメージング
  • X線顕微鏡 など

シャッターの基本構成選定(XRSシリーズ)

ハウジングケースの有無(Housed-style / Un-housed-style)が選択可能です。
また、用途に応じて以下のオプションを追加できます。

  • Sync機能

※シャッターモデルの詳細な選定手順は、シャッターモデル選定手順 をご参照下さい。

ハウジングケースなし

仕様

モデルXRS25H
開口径 [mm]25
開口時間 [msec]12.0
最大繰返し (CONT/BURST) [Hz]2 / 10
ブレード数 [枚]2

シャッタータイミング

シャッタータイミング

XRS25H (w/ VCM-D1 and “PtIr” blades) Min. Exp. Time (msec.)Typ. Exp. Time (msec.)
GraphDescriptionTypicalMaxTypicalMax
O - ADelay time on opening after opening drive is applied7.08.07.08.0
A - CTransfer time on opening12.014.012.014.0
O - CTotal opening time19.022.019.022.0
B - FMinimum equivalent exposure time23.527.537.341.3
C - EMinimum dwell time (based on exposure pulse)9.010.019.520.5
D - EDelay time on closing after closing drive is applied3.07.03.57.5
E - GTransfer time on closing17.021.023.527.5
A - GTotal window time38.045.055.062.0

UNIBLITZメカニカルシャッターについて

① シリーズ選定と構成について

UNIBLITZメカニカルシャッターには、以下のシリーズがあります。
【開口径】【開口時間(シャッタースピード)】【最大繰返し】等から、ご用途に適したシリーズを選択頂けます。

タイプ シリーズ アプリケーション・特長
汎用タイプ CSシリーズ
VSシリーズ
ビデオイメージング、顕微鏡、望遠鏡、分光器 ほか
レーザー(高速)用 LSシリーズ 小口径、最高速シリーズ、レーザースイッチング
X線用 XRSシリーズ Pブレード(PtIr)により、軟X線(< 2.3 nm)~30 KeV対応
組み込み/OEM用 NSシリーズ
DSSシリーズ
ESシリーズ
Bi-stable(双安定型)駆動、Open/Closeに状態保持電圧不要、長寿命
低コストタイプ FSシリーズ コントローラー不要(要+5VDC)、他のシリーズに比べ低コスト

② 専用コントローラーで制御

全てのシャッターは、専用のコントローラーから外部制御され、開口(露光)時間やディレイ時間・繰返し回数などの任意制御が可能です。

※ 「シャッター」については、「多彩なオプション群」の中からご選定頂く形式となります。
※ 「シャッター」は消耗品です。一部のシリーズを除き、おおよそ「60万~100万サイクル」が寿命の目安となります。(開閉で1サイクル)
※ 「シャッター」の開口速度や遮蔽率は「ブレードの素材」に依存する部分がございます。

③ シャッター構成と「ブレードの素材」について


シャッターの選定項目について

シャッターを動かすにあたり、各種構成をご選定頂く必要がございます。

  • シャッター仕様:大枠で6つのオプション(ハウジング、ブレード、SYNC機能、真空機能 など)
  • 専用コントローラー:5種類の制御用コントローラーが用意されています。

ブレード素材の反射率

レーザーや水銀ランプなどの高出力光源をご使用の場合、 表面に「反射コーティング」を施したブレードをご選定頂くことが推奨されます。

◇ 高出力光源用の推奨ブレードについて
可視光の反射率が高い素材は、ブレードへのダメージを軽減する目的に最適です。「Zブレード」と「ZMブレード」は、得意とする波長領域が異なります。

  • Tブレード:「光の反射率」が重要でない用途
  • Zブレード:「410~570 nm」に対して高い反射率を保持
  • ZMブレード:「紫外線」や「近赤外波長」に対して高い反射率を保持

ブレードオプション
Teflon® (Tブレード)

Tブレードは、標準的なブレードです。
ステンレス鋼の両面に艶消し黒テフロン処理を施した仕様です。光の反射をほぼ抑える必要がある環境で有効です。また、光の反射が重要でない用途では、コスト的に魅力的な仕様となります。

AlSiO (Zブレード)

Zブレードは、可視領域に最適なブレードです。
「LS」、「ES6B」シリーズのみのオプションですが、レーザー用途に最適な仕様です。ベリリウム銅合金(BeCu substrate)のブレードに対して、入光側にのみAlSiOのコーティングを施しており、出力側は黒の加工となります。

AlMgF2 (ZMブレード)

ZMブレードは、紫外 / 近赤外向けのブレードです。
多くのシリーズに導入可能なブレードオプションであり、幅広い波長帯で光の反射を要求する用途に適性が有ります。ベリリウム銅合金(BeCu substrate)のブレードに対して、入光側にのみAlMgF2のコーティングを施しており、出力側は黒の加工となります。

C-PET (Cブレード)

Cブレードは、光学用途に最適なブレード仕様です。(FSシリーズ用ブレード)
カーボン含浸ポリエチレンテレフタレートのブレードとなります。(carbon impregnated polyethylene terephthalate)熱可塑性ポリマーを素材としている為、表面温度が100℃を超えないようにする必要がございます。