卓上型プラズマ表面改質装置『GloQube Plus』デュアルチャンバー

卓上型グロー放電装置「GloQube Plus」は、透過型電子顕微鏡(TEM)を所有する研究室の要求を満たすように設計されたコンパクトで使いやすい グロー放電システムです。主な用途は、様々な高分子イメージングを成功させるための要件を満たすようにTEMグリッドの表面を改質することです。 独立した二つのチャンバーを使い分けることによって、清掃のためのダウンタイムやコンタミネーション、試料損失の恐れがなく、エアーによるグロー放電 または試薬蒸気によるグロー放電を行うことができます。
試薬蒸気によるグロー放電は、TEMグリッド上に分子を保持するのに便利なだけではなく、ユーザーが分子の配向と立体配座をコントロールすることも可能にします。 蒸気は自動制御され、プラズマ中の正確な濃度を確保し、信頼性と再現性の高い結果を生み出します。二つのチャンバーが一つの使いやすいパッケージになるように 設計され、設置スペースはより小さくなり、チャンバー間の相互汚染も防止されています。
GloQube Plusには、二つの独立した真空チャンバーにそれぞれ高さを調整可能な試料ステージがあり、それらをシングルドアで同時に開閉します。空気チャンバーは、 単純なグロー放電親水化アプリケーション用で、蒸気チャンバーは、一般にメタノールやアミルアミンのような試薬を用いた疎水化(正または負)のために設計されて います。
● 機能面- 試薬蒸気/空気導入の自動制御
- 蒸気チャンバーとガスラインのフラッシュ・パージ
- 独立した蒸気チャンバーと空気チャンバー
- チャンバー間のクロスコンタミ防止
- 正と負の放電モード
- 密閉セプタムバイアルによる安全な蒸気供給
- 3段階に高さ調整可能な試料ステージ
- 高速または低速ベント
● 操作性
- 試料導入が簡単なシングルドア
- 全自動プロセス
- 直観的でユーザーフレンドリーなUI
- パスワード保護されたユーザー設定
- 標準的なプリセットレシピ
- カスタマイズ可能なレシピ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 装置筐体 | 幅366mm×奥行き364mm×高さ336mm |
| 重量 | 19.4kg |
| チャンバー | 幅100 mm 奥行き127 mm 高さ 100mm |
| 電源 | AC100~240 V 50/60 Hz 700 W(RP含む) |
| 動作真空範囲 | 0.1~1 mbar |
| プロセス | 空気プラズマまたは化学蒸気プラズマ |
| 極性 | 正または負 |
| プラズマ電流 | 1~50 mA |
| プラズマ処理時間 | 1~900 sec |
★ モデル
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GloQube Plus
| 表面状態 | 電荷 | 雰囲気 | 主なアプリケーション |
|---|---|---|---|
| 親水性 | 負 | エアー | カーボンコートされたTEMグリッド |
| 親水性 | 正 | エアー※ | 核酸のカーボンフィルムへの接着 |
| 疎水性 | 負 | メタノール | 正の電荷をもつタンパク質(例:フェリチン、シトクロムC) |
| 疎水性 | 正 | アルキルアミン | タンパク質、抗体および核酸 |
| ※エアーでのグロー放電処理を行った後に、ユーザーによる酢酸マグネシウムでの後処理が必要です。 | |||
- 空気プラズマ
親水性・負電荷
プロセスガスとして大気を利用するプラズマ処理をすることで、疎水性になる傾向のあるカーボンフィルムを、 GloQubeのイオンボンバードにより親水化します。吸着した不純物と電子の付着を除去することによって表面状態を親水性にし、 負に帯電した表面を作り出します。
親水性・正電荷
上記の親水化プラズマ処理をした後に、酢酸マグネシウム溶液による処理を行うことで表面の負電荷を溶液からのMg²+イオンによって中和し、 親水性で正に帯電した表面を作り出します。核酸をカーボンフィルムへ接着する際などに適しています。

- 化学蒸気プラズマ
疎水性・負電荷
炭化水素の還元雰囲気中(通常はメタノール)でプラズマ処理されたカーボンフィルムの表面は疎水性で負に帯電した状態になります。 フェリチンやシトクロムCといった正の電荷をもつ高分子のタンパク質ファミリーを強く吸着します。
疎水性・正電荷
アルキルアミン蒸気中でプラズマ処理されたカーボンフィルムは、疎水性で正に帯電します。核酸や、グルタルアルデヒド固定された タンパク質といった、負に帯電した高分子を観察する際に適しています。

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